raminesuブログ

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POW

ビットコインの基本の一つである、Proof of Work (PoW、作業した証明)は、1995年頃に、スパムメールを防ぐための手法として発明されて、すぐに、『これを使ってお金が作れるかもね』というコメントが付いた。

翌年の1996年には、暗号の専門家が集まるNSAから、暗号通貨に関する論文が出てきた。
PoWとスパムメール帽子の仕組みというのは、

スパムの原因がメール送信が無料ということにあるので、「メールを送信するのに、何らかの計算作業をして、その証明を付加しないと、メールの配信が拒否されるようにしたら良い」というアイデア。その計算に適当な計算時間が必要ならスパムは高く付く。
ビットコインが生まれるのに必要な技術のほとんどは早い時期に揃っていたのだけど、完全な分散型のネットワークで、同じお金を、同時に2箇所で使う「二重支払いの禁止」が、どうしても出来なかった。

それを防ぐ技術を初めてもたらしたのがサトシのホワイトペーパーだった。
サトシが、暗号学会のメーリングリストに投稿した論文やソフトウェアは、少なくともすぐに、NSAの暗号研究者の注目を浴びたであろうし、それが今のようなビットコインの姿になることすら予想できただろうと思う。

NSAの組織が創って放流した可能性もありうるけど、不明。